一般社団法人関東サッカー協会

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レポート|高校総体2級女子審判員育成研修会
配信日:2018/09/11 カテゴリー:インフォメーション

7月30日(月)~8月2日(木)静岡県藤枝市にて、高校総体を使用した「JFA2級女子審判員育成研修会」が開催されました。全国9地域から将来有望な女性審判員18名(関東3名)が参加しました。全国大会という緊張の高まる環境で経験したことが、自分を見つめ直し前進する大きな一歩となりました。

 

 

 

 

◆松橋 加奈 2級審判員(神奈川県)

私が初めて高校総体の研修に参加したのが、2007年の佐賀県で開催された時でした。当時、私は3級審判員ですべてが新鮮で戸惑っていたことを覚えています。あれから11年が経ち今度は2級審判員として参加できたことに感動しました。

研修生18名の中で最年少は16歳、私は最年長での参加で一瞬不安を覚えましたが、研修生みんなと仲良く色んな話をして研修に取り組むことが出来たため刺激も受けました。

トレーニングマッチでは、10分間と短い時間ですが自身の力を出し切ろうという想いで取り組みましたが、私の悪いところが出てしまいました。見られている・審査されていると思うと「良いところを見せよう」と意気込みのせいか、判定が細かくなってしまい普段ファウルで取らないようなちょっとしたファウルでも笛を吹いてしまいました。フィードバックでインストラクターにはそのように感じなかったとは言われましたが、私は「自分の弱さが出た」と感じ、女子1級審査の時と何も変わってないなと実感し、残念な気持ちになりました。

この研修で感じたこの気持ちを無駄にしないようもう一度試合に対しての臨み方を考え直し、「自分の弱さ」を心に留めつつも「自分らしさ」「活き活きとした審判員」を目指して頑張ります。

 

◆吉田 瑞希 2級審判員(東京都)

2年前に続き、今年もインターハイに参加させていただきありがとうございました。前回は3級としての参加でしたが、今回は2級という立場で参加することで、前回とは異なる経験もさせていただくことができました。

全国大会という舞台での主審は、とても楽しかったです。緊張もありましたが、副審、4審のみんなで協力して1試合を無事に終えることができました。選手たちの全国大会にかける思いは、とても大きいもので、私がその思いを壊すことのないように一生懸命試合に臨んだつもりです。試合終了後の選手たちの涙が、その思いを表しているなと感じました。

また、研修を通して、自分自身の課題を改めて確認することができ、今後改善できるようにしていきたいです。

また、全国から集まった同世代の女子審判員と関わり、全国にまた仲間が増えました。研修生同士の関係もとても良く、楽しく充実した4日間を過ごすことができました。全国から集まった仲間たちから、学ぶことも多くあり、取り入れたいと思ったものを少しずつ自分のものにしていけたらと思います。

今回の研修で得られたものを今後の活動に生かしていきます。今後ともご指導お願いします。

 

◆藤田 ひなの 2級審判員(栃木県)

今回、夏のインターハイは2回目ですが2級審判員としては初めてだったのでとても緊張していました。前回大会の仙台で一緒だった審判員の仲間との再会、新しい個性豊かな仲間との出会いなど、4日間共に切磋琢磨しあいながら・協力しあいながら審判の技術はもちろん様々なことを学ぶことが出来ました。

今回は、副審2試合を担当することが出来、前回の時よりも自信を持って自分らしく出来た面もあれば、2級審判員としてやらなくてはいけないこと・自分にまだ足りないところを発見できた研修会でもありました。佐幸さんをはじめプラクティカルトレーニングや講義、試合の分析などしてくださったインストラクターの方々から様々なことをたくさん学ぶことが出来たのはもちろん、フィジカルトレーニングを教えてくださった島田さん、3日目の講義に来てくださった日本サッカー協会審判委員長小川さんから`みる`ことが判定のスタートであり、レフェリーは`みる`ために全力を尽くすことを学び、みるために選手以上に走れる体力・どんな状況かでも判断できる精神力をさらに身に付けられるようたくさんの色々な試合を経験していきたいと思います。

これからも精進していきますのでご指導のほどよろしくお願いします。