一般社団法人関東サッカー協会

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レポート|第1回 関東審判員研修会「関東高等学校女子サッカー大会」
配信日:2019/06/21 カテゴリー:インフォメーション

5月31日(金)~ 6月 2日(日)茨城県にて、第1回関東審判員研修会「関東高等学校女子サッカー大会」を開催しました。各都県から推薦された16名(2級:12名、3級:4名)が参加。「正しい判定をするための動きとポジショニング」をテーマに、各審判員が目的と課題を定め、充実した研修会となりました。

 

 

◆額賀 美沙子 茨城県(2級審判員)

初日のプラクティカルトレーニングでは選手目線を養うためにミニゲームをしました。一人は主審となりポジションをとる、その他は選手となりゴールを目指す。誰にパスし、どこに動くべきか、こんなにも考えたのは久しぶりでした。普段から試合の中で「予測すること」を意識してきましたが、選手目線に立ち実践することで予測する材料が明確になり、2日目の試合でも動き出しを早くすることができました。

今回の研修会では「先手」というワードが出ました。予測し、先手を打つことでプレーをしっかりとみることができるポジションに動く、反則やカードを減らすために何か行動をとる、試合前・試合中、いろいろな目的をもって先手を打つことができると感じました。今後は受動的から能動的な動きに変えていけたらと思います。

今回の経験を今後の試合の中で活かしていきたいと思います。有難うございました。

 

◆森岡 昌代 神奈川県(2級審判員)

2019年度第1回関東審判研修会に参加させていただきました。

私にとって初めての関東の研修会で、どういう雰囲気でどんな厳しいことをやるのだろうという不安と緊張を持ちながらの参加でした。今までトレセンで受けてきたプラクティカルトレーニングや座学をなんとなくイメージはしていましたが、今回の宿泊研修ではそのプラクティカルと座学を教わった翌日にすぐに試合で実践できたことがなによりも大きなメリットだったと思います。

1日目の研修会の「サッカーを知っているか」という言葉に自分の怠慢さや未熟さを指摘されたようで初日からつまずきそうになりましたが、「選手目線でサッカーを見る」をとにかく2日目の試合でやってみようと思い、観戦しました。

プラクティカルトレーニングで教わった動き通りに選手が動いたりパスを出したり、その選手の意図が分かった時、改めて前日のプラクティカルの確認理解ができました。その後の試合では副審を担当し選手目線を意識しながら審判をしました。今までずっと苦しく副審をしていたのが、前日のプラクティカルで教わった縦パスがでる時の予測ができたときはとても落ち着いて楽に走れている自分がいました。

もっとサッカーを知って、戦術やシステムがわかればもっと余裕をもって審判ができるのだろうという実感がもてました。今まで何度も何度も予測ができていないと言われていたことがこれだったのかと気づくことができました。

今回の研修では他にも学んだことがたくさんあります。すべてを一度に改善していくことは無理ですが、ひとつずつ課題をつぶしていきたいと思います。

それでもなかなかポジティブに審判することは難しく逃げ出したくなる気持ちと葛藤していくと思いますが、インストラクターやアセッサーの方たち、審判仲間に助けられながら向上心を持って研鑽し続けていきたいです。

今回の研修の機会を与えてくださり本当にありがとうございました。

 

◆渡瀬 夏葉 東京都(2級審判員)

今回二度目の関東研修会に参加させて頂きました。

前回同様、とても多くのことを学びました。今回の研修は、「正しい判定のための動きとポジショニング」、「遅延行為」そして「中盤での動き出し」を主なテーマとしていました。初日のプラクティカルトレーニングから「正しい判定をするための動きとポジショニング」を実感するためのトレーニングをやる中で、自分が如何に正しいポジショニングを理解していなかったかを学びました。「選手目線」から選手がどのようなパスを出す、またどのようなプレーをするかを考え、予測することであらゆる場面でも遅れずに争点を近くでしっかりと監視すると言うことは当たり前のようで、今まで自分が分かっていなかったことなんだと気づくことができました。

その他のテーマについても他県の審判員の方やインストラクターの方達とディスカッションすることで、新たな気づき・再確認することができてとても良かったです。

担当試合の後も、その後のビデオ研修も、様々なシーンを細かく振り返りどうすればもっと良いポジションに行くことができたかを見直すことができ、初日のプラクティカルで学んだことについて深く考えることができました。サッカーを知るということがとても大切であることを今回改めて学びました。

もっとサッカーについての理解を深め、今回の研修で学んだことをこれからの審判活動に活かせるよう頑張っていきたいと思います。

3日間、ご指導頂きありがとうございました。今後ともご指導のほど宜しくお願い致します。

 

◆松本 晃英 群馬県(2級審判員)

今回、初めて関東審判研修会に参加させて頂きました。

現在、関東審判員の取り組みである『正しい判定の為の動きとポジショニング』について、上荒氏から、プラクティカルトレーニングと講義の中で説明がありました。

中でも、ゲームのスピードが上がる時の予測(縦パスが出るポイント)を出来れば、より争点に近い位置での監視が出来ることや、無駄にスプリントする事が少なくなる事から、余裕をもって判定出来る事など多くのことを学ぶことができました。

また、選手目線で考えて動く事が良い判定に繋がることなどのアドバイスも頂きました。

渡邉さんからは、『遅延行為』について、佐藤さんからは『中盤での動きだし』についての内容の濃い講義を頂きました。

今後の自身での良いレフェリングに活かせるよう取り組んでまいります。

この機会を与えて下さった関係者の方々、ご指導くださった方、また、運営された沢山の方々に感謝し頑張って行きたいと思います。

 

◆小澤 邦彦 山梨県(3級審判員)

昨年度末に3級に昇級して、高体連(女子委員会)として初めて関東の研修会に参加させていただきました。

研修1日目の夜の講義から参加させていただき、大会初日は第4審判、2日目は副審を担当させていただきました。まだまだ経験不足で他の審判員の方々にサポートしていただきながらでしたが、関東大会という大きな大会を経験させていただくことができたのは自信になりました。

また、他県の審判員の方々と共に行動させていただき、審判に対する情熱や志の高さを感じることができ、自分ももっと頑張らなければならないと刺激になりました。この研修で得たことを今後の審判活動で活かし、上位級取得できるように努力していきたいと思います。