一般社団法人関東サッカー協会

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レポート|第4回関東審判員研修会(関東中学生大会)開催
配信日:2018/09/05 カテゴリー:インフォメーション

8月6日(月)~8日(水) 茨城県水戸市にて、第4回関東審判員研修会「関東中学生大会」を開催、審判員24名が参加しました。なかでも、中体連にかかわり日頃部活動などの指導を兼ねている審判員17名は、普段とは一味違う環境下での研修と関東大会での実践となりました。日頃の課題の克服や新たな発見など、今回経験したことが今後の実践に大きな成果となり得る研修会になりました。

 

 

 

 

◆鳩山 武志 2級審判員(茨城県)

今回の研修会への参加を通して,自分にとって新たな視点や課題を得ることができた,とても有意義な時間であったと考えています。

特に,主審を担当した試合の映像を使って実施していただいた全体研修では,懲戒措置・アドバンテージ・FKの3つの場面において,意見交換をしたり助言をいただいたりすることができました。競技者のアプローチの距離やスピード,タイミング,意図等の観点を明確にして懲戒措置を行うことや,攻撃のチャンスとなるスペースを見ておくことがアドバンテージの判断材料になること,そしてFK後に争点となるゴール前を監視できる位置と距離をもっと大事にする等,多くのことを学ぶことができました。

ほかにも,第4の審判員の時に配慮すべきことや,動きとポジショニングの際に重要となる要素,さらに審判員として時間を管理することの大切さや,責任をもって判定するために競技規則を深く理解する必要性についても,ご指導いただくことができました。

今回の研修会に参加できたことに感謝するとともに,3日間を通して得られたものを大切にし,今後の審判活動に役立てていきたいと思います。

 

◆藤澤 剛 2級審判員(東京都)

この研修大会で学んだこと、再度自覚を高めたことが多くありました。

一つは正しい判定をすることです。正しいポジショニングをプラクティカルトレーニング、座学により実践し、学ぶことができました。そして、何よりも、正しい判定をするためには、競技規則を正しく理解し、確実に適用していく力を身につけなければならないということを学びました。

もう一つは、試合前のウォーミングアップの重要性と、効果についてです。試合の中でレフリーとしてのパフォーマンスを試合の入りから発揮するための筋肉のストレッチ、さらには血流の活性化まで短時間で効果的に行えるアップ方法を知ることができました。今まで何となく行っていたものとは、力の入り方や、体温の上がり方が確実に違うことを身をもって体感しました。

最後に、常に考えるということです。日常生活や仕事の中にもレフリングに通じることがあるということ、単に答えを聞くのではなく、疑問や課題の答えは自分で考え、探求し、そして仲間と協力し、追求し続けるということを学びました。その他にも、仲間と多くのことを共有し、学ぶことができました。このような機会を与えてくださった協会の方々、指導部の方々、関東の審判員の方々に感謝申し上げます。

 

◆小池 祐市 3級審判員(栃木県)

今回初めて関東審判研修会に参加させていただきました。研修会での上荒指導部長の「自分の職業と審判を結びつけて考える」「審判員としての自覚と責任をもつ」という言葉が強く印象に残っています。人間性を高めることの重要性、競技規則の深い理解とレフリング技術の向上が重要であることを改めて自覚し、身の引き締まる思いがしました。今後の審判活動に大きな財産となることを学ばせていただきました。

2日間の参加となりましたが、競技規則テスト、フィジカルトレーニング、プラクティカルトレーニング、試合、研修会と審判漬けの時間を過ごしました。インストラクターの方々のご指導を受けたり、各都県の審判員の方々と接したりする中で、その情熱や真摯な姿勢に触れ、大きな刺激を受けました。私も負けずに頑張りたいという思いが強くなりました。本当に良い経験をさせていただきました。

今回、貴重な研修の機会を与えてくださった栃木県サッカー協会の皆様。また、当日様々な配慮で審判活動を支えてくださった茨城県サッカー協会の皆様、そして何より熱心に熱く私たちにご指導してくださった関東サッカー協会の皆様、本当にありがとうございました。今回の研修で得たものを今後の審判活動に活かし、選手が自身の力を最大限に発揮できるレフリングを目指し、研鑽を積んでまいります。