一般社団法人関東サッカー協会

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【レポート】ナショナルトレセンU-14 前期・中期関東選考会
配信日:2025/05/01 カテゴリー:インフォメーション

5月に行われるJFAナショナルトレセン前期、10月に行われる中期の選考会を、埼玉FAフットボールセンターにて行いました。

タウンクラブ・中体連選手は、
・昨年のJFAエリートプログラムU-13参加選手
・3月に行われた関東トレセンキャンプU-13後期から選出
Jリーグアカデミー所属選手は、
・各クラブからの推薦

により、総勢70名近い選手が集まりゲーム形式で選考を行いました。

受付で発表された5つのチームに分かれた選手たちの表情からは少し緊張の色も見えましたが、ウォーミングアップが始まると徐々に硬さもほぐれ適応力の高さも見えました。ゲームが始まるとそれぞれの個性を発揮してくれましたが、ゲームの中盤では、西嶋JFAコーチから集合が掛かり、「もっと激しく、戦う姿勢を見せて欲しい。せっかくの場で自分の特徴を出し切らずにこのまま終わって良いのか?」という檄が飛び、選手たちの表情がより一層引き締まりました。

 

 

 

 

◆西嶋弘之 氏(JFAコーチ関東地域担当)

今年度から、JFAコーチとして関東・東北・北海道地域を担当させていただくことになりました西嶋弘之です。
昨年度までは主に東北地域を担当しており、今回、初めて関東地域の本選考会に参加させていただきました。
関東地域は、他地域よりも選手数が多く、各年代で日本トップレベルのチーム(クラブ)、選手達が集まっており、高いレベルの日常の環境が整っていると思います。
そんな中、今回集まった選手達からは、想像していた通り、将来性豊かな多彩な特長をそれぞれから感じることができました。
サムライブルーの森保監督は、世界基準の中で、攻守において【個】で勝てる選手を求めています。
今回集まった選手達は、間違いなくその世界に足を踏み込める高い可能性を持った選手の集まりだと思いますので、常に世界トップレベルを意識しながら、サッカーに取り組んでくれたらと思います。
その反面、U-14年代は、まだまだ心身の成長の個人差が大きい年代です。
目の前にあるナショナルトレセンへの参加というチャンスを貪欲に掴み取ることを目指しながらも、選考結果に一喜一憂することなく、1日1日を大切に高みを目指して努力を続けてくれたらとも思っています。
日本サッカーは、W杯優勝という大きな目標の実現に向けて、育成年代(U-17・U-20)のW杯でも優勝を目指しています。日本サッカーの宝とも言える選手達それぞれの可能性を、より広げながら成長に導けるよう、地域の指導者の方々と密にコミュニケーションをとりながら、様々な事業に取り組んでいきたいと思っています。
各チーム関係者の皆様、今回は本選考会に選手を派遣いただきありがとうございました。
また、今回運営いただいた関東FAや各県FAの関係者の皆様も、常日頃から選手達のため、日本サッカー発展のためにご尽力いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
今後も、選手達のためのより良いサッカー環境を作っていくために、引き続きご協力よろしくお願いいたします。

 

◆中村元彦 氏(FAコーチ関東地域チーフ)

「関東から世界へ!」日本代表に多くの選手を輩出しているこの関東から、ナショナルトレセンU-14への参加を目指した選考会を実施しました。選手たちは「サッカーの本質を追究する」、「個でできることを大きくする」ことを意識して、全力でプレーに臨みましたが「ゴールを奪う」、「ボールを奪う」ための「強度」や「質」、また初めての選手とプレーするための「コミュニケーション」にはまだまだ伸ばせる要素がたくさんありそうでした。
また選考する指導者もいかに可能性のある選手を発掘するのか、「タレントID」の考え方を共有し、選考会に臨みました。
「ワールドカップで世界一」を獲るために、選手、指導者ともに努力を継続していきます。
関東各FAから参加していただいた指導者の皆さま、選手を送り出していただいたチームの皆さま、関係者の皆さま、そして会場、施設の皆さまのご協力に対し、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。