一般社団法人関東サッカー協会

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【レポート】関東女子トレセン指導者研修会
配信日:2025/05/22 カテゴリー:インフォメーション

5月17日(土)から5月18日(日)までの2日間、栃木県にある那須スポーツパークにて、2025関東女子トレセン指導者研修会を行いました。
今回の研修は、1日目にJFAコーチの指導を見学し、各グループ毎に設定されたテーマに対して指導者同士で課題を話し合い、グループワークにて指導実践のメニュー作成、役割、リレーションなど決定。
2日目に白鷗大学足利高校の選手に対してグループ毎に指導実践を実施しました。

 

 

 

 

◆髙橋靖 氏(茨城県所属)

5月17日(土)から5月18日(日)までの2日間、栃木県にある那須スポーツパークで関東女子指導者研修会を行いました。                                                                  今回の研修会は、U13~16年代の女子トレセン指導者の資質向上を目的とし、プランニング・指導実践を実施しまた。
この度の指導者研修会にご協力いただいた那須スポーツパーク、日本サッカー協会の関係者様、実践に参加いただいた栃木SCレディース、白鴎大学足利高校女子サッカー部の皆様。並びにチーム・指導者を激励するために研修地まで駆けつけてくださった、水庫 祥元技術委員長、中村 元彦関東チーフに感謝申し上げます。
今回のテーマは「個のテクニック」を追求し、~周囲と連携の中でテクニック・戦術を発揮する〜でした。指導者は監督、コーチ、GPコーチの事前の詳細打合わせを行い、選手の動作を細かく分析すること。さらに”コラボレーション”を行い、4局面を同時に積み上げていくというものでした。
私はGPコーチとして、選手の観察、全体の観察(分析)を行い、プレーの基準を示しました。参加したGP選手には、各々に光り輝くものがありました。分析を行いながら「具体的に提示する」事を心掛けました。また、トレーニング内容ではボードを使用し、同じ絵を共有できるようにしました。他にも発問したりなど自ら解決する力を育むことを意識しました。自分自身も大きく成長ができ、気付きのあった2日間でした。最後に参加いただいた選手たちがケガや事故がなく終われ、安全が確保できたことは運営体制の賜物と感じました。

 

◆大澤江梨子 氏(神奈川県所属)

今回2025年度関東女子トレセン指導者研修会に参加して、1泊2日の中で沢山の学びがありました。
関東各都県から集まった20名の指導者の皆様と共に講義や実技・指導実践を通じてJFA指針・トレーニングメニューの理解を深めました。

1日目の講義では、4グループに分かれてグループワークも含めながら、JFAトレーニングメニューの理解、サッカーの原理原則の理解等で今後のトレセン活動指導に活かせる内容となりました。その後実技、JFAコーチによる指導実践を行いました。テーマは守備「ボールを奪う」でした。ボールを奪うために、ボールに触れるところまでいくという具体的な提示で、選手がボールを奪う回数が多くなっていました。選手達はトレーニングの中でトライ&エラーをして、ボールを奪いゴールを奪うことを体感していました。夜は実技・指導実践の振り返りをして、翌日に行われる研修会参加者の指導実践に向けて4グループに分かれて指導計画案を考えました。目の前にいる選手に向けて最善を尽くすことができるように検討しました。各テーマについてゲームからの逆算で、5人で役割も決めてトレーニング内容と進め方の詳細まで話し合いました。

2日目は4グループの指導実践を行い、フィードバックも行い、良かったところと改善点の整理をしました。今回の研修会を通じて「世界基準の個を育成する」「トレセンから世界の舞台へ」というJFA指針の理解はもちろんのこと関東各都県のトレセン指導者の皆様と協力して目の前の選手に向き合い指導実践できたことで沢山の経験と気付き・学びがありました。この研修での学びを各トレセンで活用していきたいと思います。今回このような貴重な経験をさせていただくことができ、関係者皆様に感謝しています。