7月19日から21日にかけて、山梨県韮崎中央公園陸上競技場を中心に、各都県から集まった新2級20名と女子W群4名の24名が参加する「2025年関東 新2級審判員講習会」が行われました。この講習会は2級に昇級して1・2年という審判員とW群審判員を対象に、韮崎フェスティバル(U16高校生の部)を利用した実技形式と講義形式で行う講習会です。講習会のテーマは『2級審判員として、適切な動きやポジショニングによって、一貫した的確な判定基準によるゲームコントロールを行う。』に設定され、審判員同士のディスカッションとインストラクターのアドバイスとにより有意義な経験を積むことができました。
◆中澤健 氏(群馬県所属)
3日間の研修では、主審として2試合、副審として3試合を担当したほか、多岐に渡る内容の講義を受講しました。テーマとして設定されていた適切な動きやポジショニングの部分は、自分自身のレフェリングにおける明確な課題でもあったため、意識しながら試合に挑みました。しかし、走力の面が足りずに争点から離されるほか、反対にプレーエリアに入って巻き込まれることも多く生じてしまいました。適切なポジショニングのためには「予測」が不可欠であり、そこが大きな課題であることを改めて痛感する3日間でした。
また、研修を通して他の都県の審判員やインストラクターと交流することができたことも大きな刺激となりました。特に同じグループの2人とは試合や講義以外でも一緒に時間を過ごして絆も深まり、体力面で厳しい3日間も苦しさを感じずに乗り切ることができました。いつかまた3人で関東の試合を担当するという目標を実現させるため、今回の貴重な経験を活かし、引き続き精進したいと思います。このような研修に参加させていただき、また3日間ご指導いただき本当にありがとうございました。
◆渡部功大 氏(千葉県所属)
研修に参加し、2級審判員として何が求められているかを知るきっかけとなりました。研修では動きを中心としたテーマで3日間レフェリングについて学びましたが、動きの質と量の両極からレフェリングを学ぶことができました。自分が主審を担当した試合だけではなく、他の審判員が主審を担当された試合からも、学ぶことが多く、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
また、他県の審判員の方々と交流ができ、普段どんなレフェリングをしているか、トレーニング方法はなにか、レフェリーを始めたきっかけ、今日の試合のあのシーンどう思う?などなど、話が尽きなかったです(正直、6割くらいはくだらない話でしたが、、笑)。
今回の研修で受けた自分のウィークポイントを克服し、ストロングポイントを伸ばして、レフェリング技術を更に向上させたいと思います。