一般社団法人関東サッカー協会

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【レポート】審判員講習会(X・Y・W群_ミニ国体)
配信日:2025/08/28 カテゴリー:インフォメーション

2025年度審判員向けの審判講習会になります。国スポの関東ブロック大会です。

2025年8月11日から17日の一週間で3カテゴリー(X/Y/W群)に対しての座学、実技、観戦を行う講習会となります。
対象は2025年X、Y、W群48名の講習会です。
全国大会へ繋がる公式戦での実践形式の試合で各審判員の課題の改善を見つける講習会となりました。
試合前日にはプラクティカルトレーニングを実施しました。課題の改善や審判員の成長へつながる講習会となりました。

 

 

 

 

 

◆三田沙織 氏(埼玉県所属) W群カテゴリー審判員
今回の国民スポーツ大会では2025/26の8秒ルールが適用となり、プラクティカルではカウントのタイミングと速さについて学びました。想定されるシーンを想像しながら不安要素を各審判と共有でき、有意義な時間となりました。
講義では、今回のテーマである「正しい判定のための動きとポジショニング」をもとにポジショニングと動き、監視すべき6の事柄から得る情報について学びました。競技への向き合方、審判の任務、スムーズな動きから見えてくる景色。とても、わくわくする学びとなり、またいい緊張感を頂けた時間となりました。

試合では、2日目の勝てば全国という試合の主審を頂きました。このような機会を頂けたこと大変うれしかったですし責務を全うし、選手がプレーに集中できる環境を審判団でつくりあげると挑みました。ピッチにはいる前から審判団でいい雰囲気をつくり、立ち振舞いから気を付けました。出来たこと、出来なかったこと(次への伸び代)とありましたが、4人で協力して無事に試合を終了できことはいい学びとなりました。今回の研修会で、大石委員長、安元部長が講義でお伝えしてくださったことを1つでも多く出来るようになり、いい試合をメイキングできる審判に成長すると決意しました。諸先輩方からの学びを大切にこれからも審判活動に精進してまいります。最後になりましたが、このような貴重な経験をさせて頂けること感謝しております。3日間、本当にありがとうございました。

 

◆原田一輝 氏(埼玉県所属) Y群カテゴリ審判員
今回の研修では第79回国民スポーツ大会関東ブロック大会の試合を利用し研修会が行われました。この大会は勝てば全国大会に出場できるという緊張感のある試合であり、各都県の威信をかけた試合のため、日頃よりも勝負にこだわった試合であり非常に緊張感のある大会でした。

大会前日には今大会から適用される競技規則の改正部分の確認と実際の想定されるシチュエーションを再現し、審判員が改正部分に対応出来るような研修会を行いました。試合終了後にも各会場での振り返りを行ったうえで想定されるシーンを映像でも振り返り、シーズン後半へ挑むための重要研修会となりました。

 

◆松尾真太郎 氏(神奈川県所属) Y群カテゴリー審判員
第79回国民スポーツ大会関東ブロック大会サッカー競技・少年男子に8月11日~12日の日程で参加させていただきました。7月の事前研修ではサッカー競技のみならず、前身の国民体育大会、現国民スポーツ大会のもつ意義や目的、各自治体がこの大会にどれだけの時間や人的資源、予算をかけて準備しているのか学びました。

大会前日には座学と会場でのプラクティカルトレーニングを通じ、競技規則改正の運用面について理解を深めました。実際の試合では、1試合の勝負で本大会への出場が決まるという重みや緊張感の中、大会に関わる全ての方々の協力のおかげで無事、全試合終えることができました。群馬県サッカー協会はじめ、関係の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。

 

◆戸田碩真 氏(東京都所属) Y群カテゴリー審判員
同じカテゴリーの審判員と集合研修を行い、スプリントトレーニング、8秒ルールについての擦り合わせを行いました。
ボール(争点)から15m以内で判定することが求められており、一貫した判定基準を示すためには的確な動き(スプリント)が必要であると感じました。突然のスプリントに対応するためには日頃からスプリントトレーニングをすることが重要だと感じました。
また「レフェリーチームとしてどのようにベンチへの対応をするのか」についてのディスカッションを行いベンチへの対応について再確認しました。
試合でベンチへの対応を行う際には審判員として毅然とした態度で適切な対応をしなければならないと感じました。

 

◆森田秀一 氏(栃木県所属) X群カテゴリー審判員
テーマ:「適切な動きやポジショニングによって、一貫した的確な判定基準によるゲームコントロールを行う」

国民スポーツ大会に繋がる本大会の成功に向けて、選手やチームがプレーに集中・専念できる環境を整え、多くの納得感・信頼感を得られるレフェリングで運営できるように、講義・実技研修で準備を進めて臨みました。大会前の実技研修では、2025/26競技規則改正に伴う対応とアジリティやステップを用いた動きの質向上に向けたフィジカル研修を中心に実施しました。講義研修では、動きとポジショニングに関する内容として「見えない」を「見える」にするために、何を見るためにそこに行くのか予期・予測の追求を、試合中に常に気づきを持って取り組むことが必要であることをディスカッションを交えて確認しました。
関東の代表を決める大会にふさわしい審判員として、各自がここに至るまでに培ったものを発揮できるように「準備」に相応の時間をかけて臨んでいることが互いに伝わり、「大会の成功に向けて」というベクトルがありながらも切磋琢磨する時間は貴重なものとなりました。さらなるチャレンジをし続けることで、関東サッカー協会に貢献・還元できるように取り組みます。

 

◆山本凌 氏(千葉県所属) X群カテゴリー審判員
全国大会につながる大事な試合で選手が試合に専念できる、最大限力が発揮できるようなレフェリングを意識して試合、研修に臨みました。

大会前の実技研修では、フィジカル中心に実施する中でも試合での動きを想定したステップワークを意識したトレーニングができたことで身体的な学びと視覚的な学びどちらも得ることができました。また映像研修では、事象について審判員として難しい点や気づきたい点をディスカッションをしたことで自分自身の頭の中にはなかった新たな視点を確認できました。大会2日間副審を担当させていただきましたが、試合に集中しながらも他審判員のポジション取りやマネジメントに学びがありました。本研修で学んだことを、関東の試合でも還元できるように取り組んでまいります。