9月20日と21日の1泊2日で、茨城県神栖市のジャーニィ ―ロードグラウンドにて、各都県から集まった16名のU18審判員が参加する「第5回審判員講習会(ユース・アントラーズカップ)」が行われました。この講習会はU18のユース年代の審判員を対象に、2025ナイキアントラーズカップU12を利用した実技形式(一人制審判)と講義形式で行う講習会です。また、12月に開催される全日本U12選手権大会への派遣選考も兼ねた講習会でもあります。インストラクターのアドバイスと審判員同士のディスカッションにより、自立した審判員を目指して有意義な経験を積むことができました。
◆渡邉凛人 氏(神奈川県所属)
自分にとっては初めての宿泊研修であったことと、目標にしていた大会の選考もかねた研修会であったこともあり、はじめはかなり緊張して臨みました。
しかし、せっかくの研修会で萎縮して何もできなかったとなっては、意味が全くないと思い、積極的にコミュニケーションをとりました。それにより、新しい仲間と今までは得られなかった考え方を得ることができました。
特に、西尾さんの講話にあったミスをした時の心持の話は、今までミスをしてしまったときにあたふたしてしまっていた自分にとっては大きな糧となりました。
こうした経験を通じて、レフリーとしても、人間としても少しばかりかもしれませんが、成長をすることができたように思えました。このような機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。
◆加藤幹也 氏(茨城県所属)
今回の研修会を通して、サッカーの理解により、動きやポジショニング、予測の精度が大きく変わることを実感したため、今後も審判活動を続けるうえで、サッカーの理解を深めようと考えるようになりました。
また、多くの人との関わりを通して人間として成長することができました。この経験を今後の活動、そして私生活でもいかして行きたいと思います。最後に関東ユース研修会に関わるすべての人に感謝申し上げます。ありがとうございました。
◆齊藤柊斗 氏(東京都所属)
今回のナイキ・アントラーズカップU-12に参加したことで、審判としてだけでなく、一人の人間としても大きく成長できたと感じています。
試合の中では、正しい判定を下すことや的確なポジショニングを取ることの難しさを実感しましたが、その分、一つひとつのプレーに集中して臨む姿勢を学ぶことができました。また、フジパンカップの経験を踏まえて、自分なりに意識してきたことを実践できた場面もあり、少しずつではありますが前進している手応えも感じました。
さらに、他県のユース審判と交流することで、自分の基準や考え方を見直す機会となり、判定やポジショニングの工夫などについて意見を交換できたことは非常に貴重でした。仲間と切磋琢磨しながら活動することで、自分の課題がより明確になっただけでなく、今後の目標も一層具体的になったと感じています。
全体を振り返ると、まだ未熟な部分が多く、改善すべき点も数多くありますが、それを一つずつ克服していくことが成長につながるんだと思いました。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。