一般社団法人関東サッカー協会

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【レポート】関東トレセン女子U-15後期
配信日:2025/10/31 カテゴリー:インフォメーション

9月27日(土)から9月28日(日)の2日間、茨城県の鹿島ハイツスポーツプラザにて関東トレセン女子U-15後期が行われました。関東8都県からFP36名、GP6名の計42名の選手が集まり、A,Bの2チームに分かれて2日間のトレーニングを行いました。

1日目はオープニングミーティングの後、各チームでウォーミングアップ、守備(ボールを奪う、ゴールを守る)をテーマにしたトレーニングを行い、15分のゲームを3本行いました。その夜全体でのミーティングを行い、取り組む課題のイメージの共有を深め、より良い選手になるために期待されることについての講義も行いました。2日目は、ウォーミングアップ、守備のトレーニングとゲームに向けてチームで取り組む課題を修正するためのトレーニングを行い、その後、15分のゲームを3本行い、クロージングとなりました。

 

 

 

 

◆比嘉マキ 選手(ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ所属)

今回関東トレセンに参加して、普段のチームとは違う環境でプレーすることの大切さや難しさを実感しました。周りの選手は技術も判断も早い選手が多く自分のプレーが通用しないような場面もありましたが、その中でどうすれば自分の理想のプレーに近づけるか。どうすればこういう場で力を発揮できるか、などを改めて考えさせられました。私はその中で、ボールを受ける前の準備やパスの正確の大切さをより感じました。

また、コーチに指導していただいたり同学年の上手い選手と一緒にプレーすることで自分の課題がより明確になったのも大きな収穫でした。緊張もありましたが、普段と違う仲間と協力してプレーすることで色々な考え方を吸収することができ、いい刺激になりとても楽しかったです。

この経験をチームに持ち帰って、普段の練習から意識して取り組み、さらにレベルアップしてまた新しい出会いを増やせるようになっていきたいと強く思いました。

 

◆谷原匠 コーチ(栃木県所属)

今回、2025年度関東トレセン女子U-15後期にGPコーチとして帯同させていただきました、栃木県FAの谷原です。ゴールキーパー(GK)10+1からゴールプレーヤー(GP)1/11としての考えを基に、GPコーチもフィールドプレイヤー(FP)とより関わる機会が増え、FPコーチと共にトレーニングメニューの構築と共有、実践においての連携、チームとして全体を観る意識を強く感じる2日間でした。

AグループとBグループに別れ1日目のテーマは同じでしたが、2日目のテーマは1日目の課題と改善点を踏まえFPコーチと共にFPトレーニングを計画し、GPトレーニングメニューを計画しました。
私が担当したAグールプでは、1日目のGPトレーニングはブレイクアウェイのトレーニングを行いました。積極的にボールを奪い、相手FPからシュートを撃つ機会を奪う意識をする事をGPに伝え、ゲームではDFと連携しゴールとゴール前のエリアを守る意識をプレーに求めました。2日目のGPトレーニングではシュートストップのトレーニングを行い、GPとしてゴールを守る、守り切る事も重要なことだと再確認するため、基本姿勢・キャッチングとポジショニングの質をあげる・こだわる事をGPに求めました。担当したGP3名のパフォーマンスと意識の向上が感じられました。

関東から世界へ繋がる選手達と過ごせたこの期間の経験は、指導者としてのより良い関わり方を考えるきっかけになりました。今後の指導に活かしていきたいと思います。最後に、関東トレセン女子U-15開催に尽力頂いた、JFAコーチの皆さま並びにマネージメントスタッフ、選手を送りだして頂いた各都県FA、チーム、保護者様には、心より感謝申し上げます。