一般社団法人関東サッカー協会

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レポート|審判|FIFAセミナー参加報告
配信日:2018/03/15 カテゴリー:インフォメーション

2018年2月10日~16日に行われた「Referee Candidate Seminer for the FIFA Women’s World Cup France」に国際審判員 山下良美さんが参加しました。2019年女子ワールドカップフランス大会に向けて、準備が着実に推し進められています。

 

セミナー名 Referee Candidate Seminer for the FIFA Women’s World Cup France
国/都市名 カタール/ドーハ
期間 2018/2/10~17
2/11 Fitness Recovery
2/12 Opening, Achievements & Expectations, Fitness Presentation, Practical Training
2/13 Fitness test, Practical Training, Mandatory Massage
2/13 Video Test, Improving Footballl Understanding, Group Discussion
2/14 Weight Control, Practical Training, Fitness Check
2/14 Positioning, Challenges Video Test, Group Discussion
2/15 Practical Training, Flexibility & Injury Prevention Testing
2/15 Positioning, Hand Ball, Group Discussion, Match Management
2/16 Practical Training, Offside Video Test, Seminer review, Closing
セミナー内容 ・AFC(6)、CAF(4)、CONCACAF(5)、OFC(1)、UEFA(12)、計33名の女性レフェリーが参加。
・同セミナーは3度目、全地域のWWC候補者が集まって行ったセミナーは今回で2度目となる。
・ホテルはINTERCONTINENTAL DOHA、2年前に参加した際と同じホテルであった。
・日射しの強い日はあったものの、湿度が低く、気温も高くなかったため、トレーニングには適した気候であった。

<山下良美 国際主審(東京都)コメント>

今回のセミナーでは、真冬の日本との寒暖差や時差による体調の変化を心配していましたが、2月のドーハはとても過ごしやすい気候で、他の審判員ともうまくコミュニケーションがとれたので、過度に緊張することなく、落ち着いて参加できました。
5日間他の審判員と共に学ぶことで、気付けなかったことに気付いたり、より深く考えたり、自分と重ねて考えたりすることができました。グループディスカッションでは、1人1人が意見を持ち、話し合う中で考えが変わったり、より固くなったりと、一緒に考えることの大切さを感じました。
セオリーセッションでも、プラクティカルセッションでも、昨年ペナルティーエリア内での判定が強く意識されていたのに加えて、そこに至るまでの過程となる、中盤でのポジショニングや、チームやプレーの分析による予測の精度アップなどが取り上げられていたことが印象的でした。試合の準備や振り返りの中で意識していきたいと思います。
また、”Reach Higher”という今年のターゲットが掲げられていたように、今まで同様、インプルーブが求められていることを感じました。今回もビデオテストを多く行いましたが、セミナーレビューの際に、ビデオテストの結果が示されていたことからも、それを感じました。
セミナーに参加する中で、日々の積み重ねが大切さを改めて感じました。参加したことに満足せず、今回の経験を形にして継続できるよう努力しなければならないと思います。日々向上心を持って何事にも取り組んでいきたいと思います。