一般社団法人関東サッカー協会

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レポート|第5回 関東審判員研修会
配信日:2019/10/01 カテゴリー:インフォメーション

9月20日(金)~22日(日)栃木県にて、第5回関東女子審判員研修会が開催されました。関東カテゴリー女性審判員14名(2級:12名、3級:2名)が参加。4月にオープンした「とちぎフットボールセンター」で激戦が繰り広げられました。全体研修会では、JFAナショナルトレセンコーチ女子チーフの大野 真氏をお招きし、ワールドカップフランス大会を通じて、現在の女子サッカ界ーのトレンド、なでしこジャパン各世代の動向や未来など、貴重な講話をいただきました。皇后杯本大会につながるレベルの高い試合を通して、自己を振り返りディスカッションを重ね刺激し合うことで充実した研修会となりました。

 

 

◆斉藤 清美 栃木県(2級審判員)

今年度は例年と異なり、関東女子サッカー選手権2週目(準々決勝)からの研修会となりました。栃木県開催のため1週目から審判員として参加させていただきました。

今年の4月にオープンした『とちぎフットボールセンター』の真新しいフィールドで、選手や審判員の方々に試合に集中していただけるよう、栃木県女子連盟の仲間の協力のもと、準備を進めさせていただきました。皇后杯へ繋がる本大会は、チームや選手の意気込みがいつも以上に感じられ、こちらも程よい緊張感をもって臨めました。

研修のプラクティカルトレーニングでは、ペナルティーキックの進行と判定について実施されました。新ルールの改正の確認と、9月2日にJFAから通達のあった結果についての見解や再開方法を、ひとつひとつ確認しながら行うことが出来ました。頭では理解していたつもりでも、実際そのシーンになると混乱することが多く、ミスの起きやすいPKですが、最新の情報を再確認できたこと、他の審判員と共通理解できたことは大きな収穫になりました。

座学ではJFAから大野真さんがお越しくださり、2011年にワールドカップでなでしこが優勝してから、『テクニカルに、スピーディーに、コレクティブに、そしてタフに』と世界の女子サッカーがガラリと変わったこと。今後、進化した欧米に追い付くために日本が取り組んでいこうとしていることなど、興味深い講話を拝聴でき、ユース世代の選手たちに一審判員として何ができるだろうかと思いめぐらせることが出来ました。

非常に有意義な研修会に参加させていただき、誠にありがとうございました。今後とも微力ながら審判活動に励みたいと思います。

 

◆大村 琴美 山梨県(3級審判員)

今回初めて関東審判研修会に参加させていただきました。研修会を通して、私個人としては周りの審判員の方と自分のレフェリングを比較し、私自身のウィークポイントとストロングポイントを確認することを念頭に置き、3日間で試合運営の基本的な部分から細かな判定の仕方まで、大変多くのことを学ばせていただきました。特にウィークポイントについては、判定を焦ってしまう面があり、アドバンテージを採用するべき場面の判定など、試合の流れを感じる能力も養わなければならないと感じました。

初日の夜の研修会では、上荒部長より『自分自身が納得するレフェリングをする』ことが判定の自信と、選手やチームからの納得に繋がるというお話をいただき、まずは自分自身は何にこだわりを持ちたいのかを確立していこうと感じました。
今回の研修全体を通して、自分の審判経験の少なさを改めて自覚し、県に戻ってより多くの経験を積むことと同時に、競技規則の理解を一層深めなければいけないと感じました。この研修会で学んだことを今後の活動に活かし、多くの経験を積みながら、まずは2級昇格を目標にスキルアップして行きたいと思います。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。