一般社団法人関東サッカー協会

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【レポート】フットサル2級昇級審査
配信日:2020/11/19 カテゴリー:インフォメーション

11月8日(日) 千葉県ポートアリーナおよび千葉市中央コミュニティーセンター

報告=関東サッカー協会審判委員会フットサルビーチサッカー部会長 潟永達治 氏

今年は新型コロナウイルスの影響で春季は開催できず、この時期1回のみの開催とさせていただきました。体力テスト、競技規則テストと最低限の審査を実施したことで、とりあえず終了としました。本審査会では映像を使った講義を行っていましたが、会議室で密になる状況を控えるため違う形で実施いたしました。

都県のリーグや大会状況は早くても7月下旬から試合が再開されましたが、審判員の皆さんの日頃のトレーニングや体調管理など難しい状況があったと予想します。そんな中、3名の受験者を(千葉県、東京都から)送りだしていただいたことだけでも感謝申し上げます。

まだ新型コロナウイルスが終息することはないですが、審判員一人ひとりが細心の注意で乗り越えていただけるものと信じています。今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

◆佐貫 皓雪 氏(東京都)

私は、今まで体力がある方だと思っておりました。しかし、今回2級昇級審査会に参加させていただき、アリエットで1位の方に30本近い差をつけられ、唯一、自分のレフェリー能力の中で誇れるものであった、体力というものが自分はこんなにもないものなのかと実感しました。体力だけは他のどのレフェリーにも負けないようにしたいと思っております。

また、今回競技規則が大幅に変わり、自分自身まだ理解できていない部分もありますが、一日でも早く理解し、実際の試合で体現していきたいです。競技者の方で新競技規則を細かいところまで理解している方はなかなかいらっしゃらないと思うので、もし試合中そういう局面に遭遇した場合、簡潔に説明できる能力が必要になってくると思っております。

最後になりますが、今回このような貴重な機会を与えてくださった、講師の方々にはとても感謝しております。

 

◆須山 泰行 氏(東京都)

2020年度フットサル2級昇級審査会に参加させていただきました。今回の審査会は午前中に体力テストを行い、午後に競技規則テストを行いました。

審判をするとき、自身はもちろんのこと誰もが納得する試合とするためには、その試合に掛ける思いが大切なことはいうまでもありません。自分自身が不安を抱えたままでピッチに立ってもよいコントロールは臨めません。選手が自信を持って試合に臨むために日々の練習があるように、審判員もその試合に向けての準備や日々の取り組みがあってこそ自信が生まれ、よいコントロールにつながるものと考えています。
今後の取り組みとして、M-T-M(Match-Training-Match)のサイクルでのトレーニングをより大切にしていきたいと考えています。試合で課題を確認し、トレーニング、そして試合での実践を図るサイクルです。任せられた1試合をより良きものとするためには、ゲームをイメージし、起こり得ることを予期・予測してゲームに臨み、そしてその中で出たミス・課題を分析し、次の試合にとつなげていくことがとても大切です。少年の試合から社会人・プロの試合まで、どの試合でも審判員の任務の重みは変わりません。任された1つ1つの試合に対して準備と課題の整理を行い、試合後の振り返りを大切にして行きたいと思います。

 

◆松田卓磨 氏(千葉県)

はじめに、このような例年と異なった状況の中、昇級審査開催のためにご尽力頂いた関係者の皆様に深く御礼申し上げます。

今回は2級昇級に挑んだ訳ですが、決してここがゴールではありません。幼少期からサッカーと共にフットサルもプレーし、現在は主に審判員として関わる今、日本のフットサルが更に高いレベルへと進化し、社会に根付いたスポーツに発展していったら、この上ない喜びです。そのために我々審判員は、フットサル審判員の目標にある通り、選手の皆さんが試合でスピード感溢れる魅力的なプレーを発揮出来るよう、競技規則の精神を十分に理解し、的確に適用、運用しなければなりません。

競技規則を読み込むことはもちろんのこと、フィットネスレベルを高めるための計画的なトレーニング、各試合の振り返り、そして審判目線だけでなく、技術の観点からフットサル競技そのものの理解を高めることに、日々精進して参ります。これらの取り組みが、先に述べた日本、ひいては世界のフットサルの発展に少しでも繋がっていくと信じています。