2023年度最初のフットサル強化審判研修会は、5/27~28の2日間、茨城県常総市にある水海道総合体育館で行われました。本研修は全国選抜フットサル関東大会の試合を使用した実技研修会として行われました。
研修会のテーマは「自信をもってレフェリングしよう」です。そのために、まずは説得力あるポジショニングを各審判員が意識して試合に臨みました。
講師には、JFAフットサル1級インストラクターの潟永達治氏を迎え、試合後すぐに映像で振り返るなどし、次に生かせる振り返りを行うことができました。充実した2日間となりました。
◆小栁佑介 氏(神奈川県サッカー協会所属)
この度第1回フットサル関東強化研修会に参加させていただきました。この研修のテーマは「自信を持ってレフェリングをしよう」です。自信を持ってレフェリングをするためには?そんなことを考えながら2日間研修に参加致しました。
試合を振り返ってみると「もっとこうすればよかった」「あの時こういった対応をしておけばもっと上手くできたのではないか」と感じるシーンが散見されました。そう言った自身のレフェリングに疑念を抱くということは、どこかまだ自信を持てていない部分があるのではないかと感じております。試合映像を見ながら、「このシーンはこのポジションよりここの方がより正確に見極めれたのではないか」。「このシーンはもっとこういった対応ができていれば俯瞰的に見てもスマートだったのではないか」。1日目の夜、自分の映像を見ながら一つ一つ考え、「自信を持ったレフェリング」につながる、そんな課題を洗い出しました。
2日目には勝てば全国出場という重要な試合の主審を担当させていただき、適度な緊張と大きな責任を感じながらも「自信を持ってレフェリングをする」気持ちを最大限に意識しました。
2日間でさらに磨きをかけることができるストロングポイントと、工夫や意識の変革が必要なウィークポイントをそれぞれ洗い出すことができました。
これから関東地域の各種リーグ、各種大会を担当させていただくこととなるかと思います。
私の「自信を持ったレフェリング」が、選手の最大限のパフォーマンスに繋げられるよう、日々研究とトレーニングを重ねて参ります。
最後になりますが、この度大会運営にご尽力頂きました関東フットサル連盟および茨城県フットサル連盟の皆様、強化研修会への推薦をいただきました審判委員会の皆様、誠にありがとうございました。
◆小谷晏佑武 氏(東京都サッカー協会所属)
今回関東の研修会に初めて参加させて頂きました。
「自信をもってレフェリングをしよう」というテーマで開催された研修会でした。その中で「4人の協力」と「説得力のあるポジショニング」という2つの項目が設定されていました。
ゲームコントロールをする為に、主審・第2審判としての最終判定の決断力や競技者、チーム役員とのコミュニケーションの取り方、説得のあるポジショニングはどこかを学びました。
笛の吹くタイミング・吹き方で何を見て、何を判定したのかシグナルを組み合わせることで説得力が上がること。レフェリーの存在感を表す為に接点との距離感を考え、ポジショニングが変わることを学びました。また、副審の立場から主審・第2審判が何を求めているのかを考え、ポジショニングを変え、副審の役割を行いました。懲戒罰の決定や持っている情報の伝え方、求めている物の聞き出し方などの選択肢を増やす事ができました。
今後は見極めのレベルを上げる為に、プレーの質、ポジショニング、見方を考えてゲームに挑もうと思います。