一般社団法人関東サッカー協会

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レポート|第10回 関東審判員研修会「プーマカップ」
配信日:2019/04/04 カテゴリー:インフォメーション

3月1日(金)~3日(日)群馬県にて、第10回関東審判員研修会「プーマカップ」を開催しました。強化審判員とアカデミー審判員36名が参加。新シーズンに向け意識を高め、実践すべきことを再確認する研修会となりました。仲間の試合を観戦する機会も多く、そこから気づき学ぶことで自らを奮い立たせ充実した研修会となりました。

 

 

 

◆川原 雅之 2級審判員(群馬県)

今年も群馬県で開催された2019プーマカップに関東強化審判員及びアカデミー審判員36名が集まり関東強化審判員研修を行いました。

この研修は、開幕に向けプーマカップで試合を担当させていただき実戦的な研修となりした。私も主審を1試合担当しましたが課題が多く見つかりとても勉強になりました。また、他の審判員の担当した試合を観戦し、多くの刺激も受けました。

夜の座学研修では、審判員として技術向上は当たり前ですが、それ以前に「サッカーを好き」という気持ちや「選手、スタッフ、サポーター」を1番に考えることがいいレフェリングになると改めて気づかされました。

今年もシーズンがいよいよ開幕しますが、関東強化審判員として強い覚悟で試合に挑んでいきたいと思います。そして、選手の皆さんが安全に試合に臨み、エキサイティングな試合を行えるよう我々審判員も努力しますのでよろしくお願いします。

 

◆大塚 一輝 2級審判員(埼玉県)

3月1日(金)~3月3日(日)の3日間で行われた関東審判研修会(プーマカップ)に参加させていただきました。シーズンが本格的にスタートする前の研修会ということで今一度基本を確認することや審判員がやるべきことなどについて改めて考えることができました。

今回の全体研修会で私自身が印象に残っている事として、“選手の安全を確保し、サッカーが楽しいと思えるような価値を見出すことができる環境をつくることが審判員には求められている”ということです。そのような環境を提供するためには選手や審判員との信頼や協力が必要であり、そのためには、人間性を高めることや日頃からのトレーニングが必要となってくると私は解釈しました。これらの事を意識し選手のために日々の生活から努力していきたいと思います。

また、今回の研修会では審判員に約1時間の時間が与えられ自分たちで研修内容を考えてディスカッションする時間が与えられました。これは私自身初めての内容でしたが、自ら考えて、行動することが必要であるということを再認識できるいい機会となりました。これらの講義を受けたうえで私自身は1試合主審を担当させていただくことができました。その試合の中では、選手がプレーに集中しやすい環境づくりを意識して取り組んだつもりでしたが、試合を見ていただいた方々に「本当に選手はその情報が必要だったのか」「空気が読めていない」とのお言葉をいただきました。私自身は選手のためを思ってとった行動でしたが、それが選手のためになっていないと気付くことのできるいい機会となりました。

よりサッカーを理解し、選手を理解し、選手がプレーしやすい環境を提供できるようにしていきたいと思います。

あと少しで新シーズンが始まりますが、今回の研修会で学んだことを活かして、選手が試合を楽しいと思えるようなゲームコントロールができるよう精進していきたいと思います。

 

◆岡村 克秀 2級審判員(千葉県)

3/1~3にて行われた関東強化審判員研修に参加させていただき、講義や実戦の中から様々な学びを得ることができました。

初日、2日目に行われた講義は、審判員として持つべき意識について、改めて深く考える貴重な時間となりました。日頃審判活動を行っていると、判定やマネジメントといった観点に意識が集中し、狭い視野で捉えがちですが、JFAの理念やビジョン、バリューなどを振り返ることで、日本サッカーが目指していることの壮大さや、そこに関わる審判員が果たす役割と責任の重要性を再確認しました。

競技者の安全確保やサッカーの魅力を引き出すなど、我々審判員に求められていること、審判員が目指すことを、シーズン開幕前に再認識できたことは大きな意義があったと思います。開幕後においても、これらを意識して試合に臨めているかということを自問し、時には原点に立ち戻りながら、活動していきたいと思います。

また今回の研修では、主審と第4の審判員を担当させて頂きました。主審を担当した試合では、講義でもテーマとなっていたポジショニングを意識して試合に臨みました。次の争点を予測したポジションの重要性を頭では理解し、意識して取り組みましたが、まだまだ予測が不足していたり、考え過ぎてしまい動き出しが遅れたりする場面もあり、課題が残る結果となりました。改めて、より良いポジショニングを体現する難しさや奥深さを感じるとともに、継続的に意識して取り組む必要性を認識したため、新シーズンの自分のテーマとして取り組んでいきたいと思います。

3日間の研修を通して、多くの仲間の試合を観戦し、また仲間や指導者の方々とディスカッションすることで、学びや気づきを得るとともに大きな刺激を受けました。このような貴重な機会をいただいたことに感謝し、今回の研修で得たことを自己の成長に繋げるために、今後の1試合1試合を大切にしてきたいと思います。

 

◆谷内田 菜央 2級審判員(神奈川県)

今回、初めてプーマカップでの審判研修会に参加させて頂きました。全国大会に出場できるレベルの男子高校生の試合を担当することはあまり経験が無いため、スピードや技術、フィジカルの強さなど未知数での参加でした。

2日間の大会の中で自分が1番学んだことは、「試合の中で改善すること」です。自分は副審を担当させていただく中で、男子高校生の速さについていくことがすごく難しかったです。前半は特に男子高校生のカウンターについていけませんでした。しかし後半は、早く行動をすることや、予期、予測をする。また、チームのサッカースタイルを考えたりするなどの工夫をしました。いかにその試合に対応するために工夫をするかなどは今後、必要になると思うので、経験出来てよかったです。

この研修会は、同世代の2級審判員が多く、他県の審判員とかかわることが出来で、とても良い刺激となりました。同じ目的をもって、知識や技術を高めていく仲間ができたことがとても嬉しかったです。そして、今回の研修会で得たことを、今後の審判活動につなげていきたいと思います。