一般社団法人関東サッカー協会

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レポート|関東トレセンチーフコーチ研修会
配信日:2019/07/03 カテゴリー:インフォメーション

4月にオープンした『とちぎフットボールセンター』にて、関東各都県のU12~U16までの各FAのトレセンチーフコーチが集まり、研修会を行いました。
ナショナルトレセンでは、世界大会の分析に基づき、ハイスピード&ハイプレッシャーの下でゴールを奪う・ゴールを守るというサッカーの目的を達成するために基本の質の追求を狙いとしています。

今回はU12・U14・U17の枠を超えて、各カテゴリー担当者全員でそれぞれのトレーニングメニューの意図や留意点を確認していきました。担当している以外のカテゴリーのことも共有することで、どの年代から何をどのように積み上げていくのかが浮き彫りとなり、より深く理解することを可能にしてくれた充実した2日間となりました。

 

 

 

 

◆東京都U-13チーフ 沖野 弘尚 氏

研修テーマは、ナショナルトレセンのメニューの落とし込みと、リレーションシップで選手を育成するためにU12~U17の繋がりを理解することでした。
ガイダンスでの映像では、どこからでも前を向いてゴールへ仕掛け、どんなボールでもゴールを決めにかかるシーンが印象的で、個人、集団両面でのプレースピード向上と、世界のサッカーの進化の早さを感じました。
実技では、ゴール前での攻防から始まり、ハイインテンシティの中で正確なテクニックと適切な判断を促すメニューがテンポよく紹介されました。押さえるべきポイントやコーチングの積み上げが明確で、非常に熱量のある指導は良い模範となりました。
メニューではなく、意図と熱量を指導者に伝えていくことが私の役目です。同じ絵を描いた仲間とともに、世界で活躍できる多くの選手を育てていく覚悟でいます。
最後に各都県のスタッフから多くの学びがありました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

◆神奈川県3種技術委員長 関 泰宣 氏

各年代で抑えるべきポイント、コーチングの仕方を全員で共有し、どのように積み上げて次の年代へ繋げていくのかを学ぶことができました。全てのトレーニングメニューは、現在の日本の課題や進むべき方向性を示しながら、選手達のスキルをアップさせるために考案された素晴らしい物でした。

トレセンとは、特別な選手を招集し、特別な環境の中で個の育成を第一に考えながら選手達に向き合わなければなりません。地域の夢と希望を託す選手達のために私たち地域指導者は、常に学び続けることが必要であることを改めて感じることができました。神奈川県を代表して参加させていただいた経験をしっかりと伝達していきたいと思います。
最後に私たちの研修会のために参加してくださった、栃木県教員サッカークラブの皆様本当にありがとうございました。