一般社団法人関東サッカー協会

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【レポート】第1回 関東ビーチサッカー審判研修会
配信日:2022/04/21 カテゴリー:インフォメーション

2022年度第1回関東ビーチサッカー審判研修会を高円宮記念JFA夢フィールドおよびオンライン講義にて開催しました。本年度は審判員36名(チーム帯同審判員15名含む)が参加し、4月から開幕する関東ビーチサッカーリーグに向けての競技規則確認、実技研修では「ピッチ・カリオカ」で開催されたJBSF選抜チーム対抗戦の審判を担当し、試合後に振り返りと意見交換を行いました。素晴らしい施設にて充実した研修会を開催すること出来、本開催にあたりご協力いただきました日本サッカー協会、日本ビーチサッカー連盟の皆様に感謝申し上げます。

 

 

 

◆フットサル2級審判員 中田悠人 氏(栃木県)

今回のビーチサッカー審判研修会を通じ、ビーチサッカーの魅力を最大限に引き出し、選手と審判がストレスのない試合を送るためには、「コミュニケーション」が重要であると学びました。

私が最初にビーチサッカーを観戦したのは、学生時代に近くの海岸で開催された全国大会でした。その大会には、日本代表の選手も出場しており、オーバーヘッドキックなどのダイナミックなプレーを数多く見ることができました。しかし、後日、その華やかなプレーの裏にはいくつもの危険が潜んでおり、この危険から選手を守るために、ビーチサッカー特有のルールが存在していると知りました。

今回の研修では、これらのルールを正しく施行するための注意点や考え方に加え、審判のコミュニケーションがなぜ重要なのかをグループディスカッションと実戦研修で学びました。ルール面では、裸足のままプレーする選手たちの安全を確保するために注意すべき点をいくつかのシーンを見ながら議論しました。コミュニケーション面では、複雑な事象では一人の視点からでは判断が難しいため、審判間の意思疎通が大切だと学び、どのようなやり取りを行えば、会場全体が納得できる判定ができるのか話合いました。そして、実戦研修では、上記に加え、選手とのコミュニケーションも重視し、反則の未然に防ぐ環境作りにも挑戦しました。

今回の研修では、初めてビーチサッカー審判としての議論と実戦をさせていただき、「コミュニケーション」の重要さを実感しました。試合前後にいただいた様々なアドバイスは、今後の自分の成長に繋げられるものだと感じております。

最後になりますが、関東サッカー協会審判委員会の方々ならびに、本研修に関係する全ての方々に感謝申し上げます。

 

◆フットサル2級審判員 内田賢一郎 氏(茨城県)

私が関東ビーチサッカー研修会に参加させて頂いたのは、2016年に地元の茨城県で開催からであります。そこで初めて研修会に参加する様になり、ビーチサッカー審判員は6年目となります。

2022年度の第1回関東ビーチサッカー研修会は、コロナ渦ではありますが、去年の夏に出来たばかりのJFA夢フィールドで、午前中は講義、午後は女子ビーチサッカー選抜対抗戦の実技研修との事で、開幕前研修会としては最高の場所で開催して頂いた事に感謝いたします。

今回の研修会のテーマは、ビーチサッカー審判法について理解を深める事と、ビーチサッカー審判員として、魅力を感じ、仲間を増やす事。そして、アサーティブ・コミュニケーションを一番大切にして欲しいとの事ですので、今シーズンの審判では、『相手も自分も尊重する』、『自分の責任と相手の責任を切り離す』、『同じ土台に立たない』、『事実を把握する事から始める』、『相手と私のWIN-WINポイントを探す』の5つの項目を常に考えて対応していき、試合では審判員のコミュニケーションを大切にしていきます。

日本のビーチサッカーは、皆さんもご存知の通りワールドカップで2位の成績を収めていて選手のレベルはとても高く、関東リーグには日本代表に属する選手が多数います。関東リーグの審判員もレベルアップが必須との事ですので、自分たち審判員も試合に向けてしっかりと準備をし、今回の研修で学んだ事を全ての試合で発揮し、関東ビーチサッカーを選手と共に盛り上げて行きたいと思います。

最後になりますが、今回の研修会を開催して頂いた関係者の皆さんに、心から感謝のお礼を申し上げます。