一般社団法人関東サッカー協会

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【レポート】ビーチサッカー研修会
配信日:2024/03/28 カテゴリー:インフォメーション

3月17日(日)千葉県のJFA夢フィールドビーチサッカーコート(ピッチカリオカ)にてビーチサッカー研修会を行いました。この研修会は、サッカーの審判員を対象としており、サッカー2級、3級の審判員8名が参加いたしました。講師にフットサル2級インストラクターの金子一博氏をお迎えし、基礎からビーチサッカーの審判を学ぶことができました。

 

 

 

 

◆金指友翔 氏 (千葉県所属)

千葉県サッカー協会所属サッカー3級審判員の金指友翔と申します。

この度、高円宮記念JFA夢フィールドビーチサッカーピッチで開催された、東京都サッカー審判員向けビーチサッカー審判研修会に千葉県協会所属の審判員として参加させていただきました。

本研修は、サッカー審判員で関東ビーチサッカーリーグの派遣割り当て希望者を対象に、ビーチサッカー競技規則および審判法の習得を目的として開催されたものです。

3月14日の事前座学研修では、zoomで関東サッカー協会審判委員会フットサル・ビーチサッカー部会の篠原達哉氏による講義が行われ、ビーチサッカーとはそもそもどういう競技なのかといった基礎的な部分からダブルバックパスやオーバーヘッドキックにおけるファールといったビーチサッカー競技規則における発展的な箇所まで解説していただきました。

そして、3月17日の実技研修では、関東サッカー協会2級インストラクターの金子一博氏により、キックオフ時における第2審判の動きやダブルバックパスのシグナルなど、試合開始から終了に至るまでの一連の審判法についてご教示いただいたのち、最後は受講生全員で試合を行い、ビーチサッカーの楽しさを享有しました。上記の流れで行われた研修ですが、座学講義担当の篠原氏からは「ビーチサッカー専門ではなく、サッカーとビーチサッカー、もしくはフットサルとビーチサッカーのように二刀流で経験を積むほうが良い」というお言葉を、実地研修担当の金子氏からは「ビーチサッカーは音楽が常に流れていて、選手も熱いことから、審判も自信をもって大きな声でコミュニケーションをとらなければならない」など、今後活動していくうえで理解が必要となる、ビーチサッカー審判員としての在り方についても、ご指導いただき、web研修では1時間、実技研修では2時間、合計3時間という非常に短い時間ではありましたが、審判法についてのより実践的な理解を深めつつ、ビーチサッカーの楽しさや魅力について身をもって体感することができ、大変有意義な研修となりました。

ビーチサッカーはサッカーやフットサルと比較すると、まだ普及されておらず、試合数も限られていることから、審判員が実際にレフェリングの経験を積むことができないことが課題となっています。ですから、ビーチサッカーという競技を意欲的に学び続け、プレーヤーについていこうとする姿勢をもちつつ、本研修を通じて得た知識や経験を活かして今後も精進し、日本のビーチサッカーを牽引するレフェリーを目指していきたいと思います。

最後になりますが、本研修の講師を務めて下さった金子一博様、篠原達哉様、また、3月とは思えないほど非常に暑いなか本研修を運営して下さった東京都フットサル・ビーチサッカー部会の板橋海様、そして、本研修に参加させていただく機会を賜りました、千葉県フットサル・ビーチサッカー部会の櫻田雅裕様、室田智広様、木村拓様に心より感謝申し上げます。

 

◆佐藤昭範 氏(東京都所属)

ビーチサッカー審判研修会に参加して、ルールや判定基準を学びました。ビーチサッカーは未経験だったので、私にとって何もかもが新鮮に映り、貴重な体験でした。

試合中の細かな動きやポジショニング、ボールの進行に合わせた的確な判断方法など実践的な指導がとても役に立ちました。また、選手や審判員とコミュニケーションを取ることの大切さや冷静な判断力も求められることが分かり、改めてその重要性を実感しました。研修最後に行った模擬試合では想像以上の体力消耗に驚き、審判員も選手同様の体力が必要であると実感しました。

これからは自分が学んだことを実践し、選手と協力しながら公平な試合進行を心掛けたいと思います。ビーチサッカー審判員として成長し、ビーチサッカーの発展に少しでも貢献できたらと思います。この研修会にあたりご指導いただいたスタッフの皆様、ありがとうございました。