9月6日(金)から8日(日)まで、茨城県水戸市のJAグループ茨城教育センターにて、2024年度関東女子審判員研修会が行われました。関東派遣女子審判員として活動しているW群審判員31名のうち、16名が集合し、座学研修と「第46回関東女子サッカー選手権(兼)皇后杯JFA第46回全日本女子サッカー選手権大会関東予選」の試合での実技研修を行いました。
座学研修では、大石委員長の講義「ポジショニングと動き」におけるグループワークでの気づき、藤ヶ崎氏の講義での女子審判員に見られる課題、上荒指導者部長の「タクティカルについて」の判断など、審判員は多くの情報を得て試合に臨み、真夏日の2日間で8試合という厳しい研修を無事に終えることができました。
◆三田沙織 氏(埼玉県所属)
今回、久々に女性審判員のみでの研修会となり、とてもいい雰囲気の中で学び、その学びを共有しチャレンジする機会となりました。
試合では選手ファーストで4人のチーム(主審、副審、第4の審判)で無事に試合を終わらせられたことの大切さを改めて感じる2日間となりました。選手にとっていい環境を作っていけるよう日々トレーニングを重ね、仲間のレフェリングから学び進化をしていきます。最後になりましたが、このような学びの機会をいただけたこと、心より感謝しております。
◆大清水来洲 氏(東京都所属)
今回の研修では「正しい判定に繋がるポジショニング」をテーマに、事象から15m以内のポジションを取るための4つのステップについてグループディスカッションを行いました。その中で、皆さんが日頃からどのようなトレーニングを行い、試合に向けてどんな準備をしているかなど、普段一緒に活動する試合時には見えない部分を共有することができ、自分の引出しを増やすことができました。
また、タクティカルファウルをテーマにした講義を受け、グレーな事象を判定していくことは審判員の務めでもあり、魅力ある試合を作っていくためには自分自身のサッカー観やサッカー競技の理解を深めていかなければならないと感じさせられました。そして、競技規則の内容をきちんと理解、解釈し、自分の中に落とし込んでいくことが大切であると考えました。
研修を通じて、同じ方向に向かって共に高め合える仲間と出会い、人として、そして審判員としてもっと成長していきたいと感じました。サッカーの魅力を引き出せるような審判員を目指し、今回の研修で得たことを活かして1試合1試合に向き合っていきたいと思います。