一般社団法人関東サッカー協会

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【レポート】関東トレセンキャンプU-14
配信日:2024/12/20 カテゴリー:インフォメーション

関東としては初めてタウンクラブ・中体連の選手を対象にした「関東トレセンキャンプU-14」が開催されました。各都県から51名の選手が集まり行われたキャンプは、「関東から世界へ」をテーマに①「ボールを奪う」こと、②「いつもと違う環境で力を発揮する」ことを最初のカンファレンスで選手に共有し、M(match/試合)-T(training/練習)-M(match/試合)方式を取り入れて実施しました。

初日は、JFAフィジカルフィットネスプロジェクトによるフィジカルリテラシー講座とフィジカル測定から始まりました。講座ではピッチの上で最高のパフォーマンスを導きだすことを目的に食事と睡眠の質、量を高めることの重要性を伝え、フィジカル測定では参加各選手の数値と現在のU-15日本代表選手との実際の数値を比較したデータを提供し、選手たちがより強く、速くなる為の指標が示されました。

初日のゲームでは、ボールを奪いに行く間合い、タイミングに戸惑いが見られましたが、2日目のトレーニングや夜の講義を経た3日目のゲームでは、素早いプレッシングや連動した守備を随所に見せ、吸収力の速さと即座に実践する能力が垣間見えました。

集合時には緊張気味だった選手たちもゲームやトレーニングでたくさんの刺激を受け、解散時には3日間の充実を感じさせてくれる溌溂とした表情で帰途に着きました。

 

 

 

 

 

◆中村元彦 氏(神奈川県FAコーチ)

1日目のはじめのゲームから抽出された課題“間合い”を意識し、オンザボールで身体全体を使ってボールを奪えるようになること、オフザボールの良いポジショニングから積極的に「前向き」でボールを奪えるようになることは、2日目の選手たちの意識の高いトレーニングを通じて、みるみるうちに改善されていきました。そして最終日、チームとしてまとまり「勝ちたい」気持ちを全面に押しだして戦う選手たち、そしてインテンシティ&クオリティが大きく上がったゲームの内容はハイレベルで、見応えがあり、3日間の成果を十分に感じさせるものでした。「日常」を変えるための「非日常」の刺激を十分に経験し、成長した選手たちの今後の活躍を楽しみにしたいと思います。
関東各FAから参加していただいた指導者の皆さま、選手を送り出していただいたチームの皆さま、関係者の皆さま、そして会場、施設の皆さまのご協力に対し、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

◆林和宏 選手(VONDS市原FC)

関東トレセンキャンプに参加させていただき自チームと比べて強度、切り替えのスピード、個々の技術が全然違い、そのなか紅白戦でアピールできるか、自分の力を発揮できるかを考えキャンプを過ごしました。
また、GPトレーニングでは自分の技術の低さを感じ、振り返りなどを通して課題を見つけることができました。最終日の紅白戦では、課題であるクロスボールや準備、予測が改善できたシーンがありました。
これをきっかけにして継続して課題に対して自チームのトレーニングに取り組んでいきます。
このキャンプが自分の成長のきっかけの一つになるように、そして自チームにこの経験を持ち帰り共有してチームを勝たせれるGPに、そして世界一のGPを目指してこれからも精一杯努力していきます。

 

◆本宮樹 選手(カシマアカデミー)

今回このキャンプに参加して感じていたことは、自分のライバルがたくさんいるということです。なので自分は誰にも絶対に負けないと言う気持ちで参加しました。
このキャンプに参加して感じたことは自分の通用するところと通用しないところがあり通用したことはこれからも伸ばし続けて、通用がしなかったところはもっと練習をして伸ばしていこうと思いました。

 

◆小川晟和 選手(柏レイソルA.A.TOR’82)

関東の人たちがどんなサッカーをして、高いレベルでやってるのか楽しみでした。参加して感じたことは、とにかくフィジカルレベルがめっちゃ高かったです。目的のボールを奪うことは最初のプレスでどれだけ寄せられるかが大事だと思いました。ゴールを奪うことでは、ゴールを狙うためのアクションの部分が大事だと思い、オフ・ザ・ボールの大切さが新たな課題だと思います。知らないみんなと仲良くなって楽しくサッカーをして、本気で高い場所を目指せたことはとても刺激になり、成長の糧になるいい経験になりました。今後へ向けてチームに持ち帰ってそれを広げて伝えること、自分もそうだし周りも高いところを目指してサッカーをすることを基準にやっていけたらと思います。またこのような機会に呼ばれることがあったら参加して、サッカーに全力で取り組みたいです。ありがとうございました。

 

◆山田悠杜 選手(鎌倉市立深沢中学校)

キャンプへの選出を最初に聞いたときは単純に嬉しくてわくわくしましたが、当日が近づくにつれチームに馴染めるか緊張しました。1日目の最初からコミュニケーションを取っていくとだんだん緊張が消えていって凄くいい心の状態でサッカーをすることができました。プレーの面では体の強さや体力。プレスの速さやボールコントロールの質の差を感じました。それでも得意のドリブルでは通用するところがあったので自信を持ちながらも今回分かったフィジカル面の課題解決やドリブル技術、プレスの質を向上するために努力していかなければ上にはいけないと感じました。
また、ミーティングにてオフザピッチの過ごし方を学んで自分に照らし合わせると足りないところだらけで日常でも常に意識していかないといけないと感じました。今後はトレーニングの強度をチームに持ち込んで常に高い意識を持ってやっていきたいです。オフザピッチでは睡眠の質や食事の栄養バランスと量を意識して上を目指していきたいです。今回は本当にありがとうございました。