一般社団法人関東サッカー協会

ニュース & トピックス

レポート|第5回関東審判研修会(国体関東ブロック大会)開催
配信日:2018/09/05 カテゴリー:インフォメーション

8月17日(金)~19日(日) 茨城県にて、第5回関東審判員研修会「国体関東ブロック大会」を開催し、審判員48名(男性39名、女性9名)が参加しました。国体関東代表を決める熱戦に向け関東強化審判員が集合し、JFA派遣指導者の講義やディスカッション、ビデオ分析など内容の濃い研修会となりました。各審判員が責任と自覚を持ち、目的意識を深め試合に臨むことができました。

 

 

 

 

◆鈴木 悠介 2級審判員(千葉県)

関東各都県から集まった強化審判員、インストラクターの方々の熱心なご指導をいただき、非常に充実した3日間を過ごすことが出来ました。

初日は、牛尾氏のフィジカルトレーニング、新井氏のプラクティカルトレーニングを行いました。フィジカルトレーニングでは、体をほぐしながら、効果的なストレッチメニューを教えて頂きました。プラクティカルトレーニングでは、中盤からゴール前への展開の中で、正しい判定をするためのポジショニングについて、インストラクターの方々から一人ずつアドバイスを頂くことができ、非常に実践的でした。

夜の研修では、競技規則テストや長田委員長からの「この大会の位置づけをしっかり理解して試合に臨むこと」や「粘り強さを魅せる」をテーマに審判員で討議をし、考えを深め合いました。また、上荒指導部長からの「審判団の裁きで、試合結果が変わっては絶対にいけない」ということや、田辺氏の実際にJリーグの映像を用いながら主審の動きについて学び、「何を考えているかが伝わるレフリーになれ」というような内容が非常に心に響きました。

2日目から試合に入り、私は少年の部の主審を頂くことができました。都県を背負って戦う高校1年生の必死さ、また、負けたら終わり、という緊張感のあるなか審判団4人で協力しながら楽しんでレフリングをすることができました。アセッサーの方からもご指導頂き、今自分の課題や今後に活かしていきたいことが明確になりました。夜の研修では、ある会場での試合映像を用いて、審判団が見落としてしまった、明らかに反則であろう事象についてどう対処するかや、「視野を確保するための首振り」などについて学びました。

3日目は少年の部の第4審判を担当しました。70分集中し、チームが全力でプレーできる環境作りに努めました。

この3日間、仲間と多くの情報を共有することができ、またインストラクターの方々から新しい知識を教えて頂くことができ、とても有意義な時間となりました。今後の審判活動に活かしていきたいと思います。

最後になりますが、関東協会のインストラクター、茨城県協会のスタッフの皆様、ありがとうございました。

 

◆国井 駿 2級審判員(栃木県)

今回の研修会は2泊3日の日程で開催され、成年、少年、女子の試合を担当する48名の審判員(男子31名、女子9名)が集まりました。ミニ国体は過去にも参加させていただいていますが、これだけの人数の審判員が1度に集まったことは経験にありません。

それだけ関東には仲間でありライバルとなる審判員が多くいるということを実感しました。集合初日にはフィジカルトレーニング、プラティカルトレーニング、座学などが行われ、2日目からミニ国体が開幕となりました。

さて、ミニ国体は各カテゴリーの都県代表が全国を目指して戦います。1試合たりとも気を抜くことはできません。私はその中で主審と第4の審判員の役割を与えていただきました。

正しい判定をするための「動きとポジショニング」というテーマのもと、今私にできることを精一杯やるという気持ちで試合に臨みました。試合を振り返ると、正しい判定で試合をコントロールする為に出来たこと・出来なかったことがありました。次の試合に向けて改善できるようにしたいです。

今回の研修会で学んだことのみでなく、今まで経験したことも振り返り、目指しているステージに立てるよう、審判活動や日々の生活を過ごしていきたいです。

 

◆小林 幸子 2級審判員(群馬県)

国民体育大会関東ブロックサッカー競技での審判研修会に参加をさせて頂いたのは、昨年に続き2回目でした。昨年の大会では、各県の代表として各チームが熱戦を繰り広げていましたので、今回の研修会には、いつも以上に気を引き締めて臨みました。

初日は、フィジカルトレーニング・プラクティカルトレーニングを行いました。フィジカルトレーニングでは、ウォーミングアップや緩急をつけた走りの練習。プラクティカルトレーニングでは、実践形式でボールや笛を使いポジショニングやファールの見極めの確認をしました。

夕食後の研修会では、(正しい判定に繋げるための)「動きとポジショニング~粘り強さを魅せる」をテーマに各グループに分かれ「粘り強さとは」について、各自で付箋に考えを書き出し、ディスカッションをしてグループで意見をまとめ発表をしました。その後、試合映像を使って、その試合・その場面で主審は何を考え・何を見て・どのように動いているのかの講義を受けました。

2日目は、大会の審判を担当し、試合をビデオに撮り、夜の研修会で試合中に起こった事象や判定・ポジショニングの分析をし意見を出し合いました。

今回の研修会に参加をさせて頂いた事で、沢山の事を学べ、今までの試合でアドバイやご指導を受けていた自分の課題の克服のヒントが何となくつかめたような気がしました。審判員として少しずつでも成長出来るように、今回の研修会の反省点やヒントを活かしながら今後の審判活動で実践をしていきたいと思います。

また、今回の研修会では、沢山の指導者の皆様、茨城県サッカー協会の皆様、大会運営の皆様に大変お世話になりました。

このような研修会に参加させていただきました事を大変感謝しております。ありがとうございました。